ハイブランドが発行したNFTの概要とマーケティング・ブランディング

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NFT市場が発展しつつある中、最近はハイブランドも本格的なNFT商品を企画・販売するようになってきた。

筆者の印象ではGucciが最も複雑かつチャレンジングな取り組みを行なっているように思えるが、各社がオリジナリティを発揮しながら未だ誰も正攻法がわからない市場で試行錯誤している様子を見ていてマーケティング・ブランディング業界のイノベーションをリアルタイムで見ることができていることに対して感動すら覚える。

NFTとFTの異なる点として、NFTは2次流通以降で発行者がロイヤリティを収受できる点が挙げられる。

この点はコンテンツクリエイターにとっては非常に好都合で、既存業界における中古ショップの利益をクリエイター側に還流させることができ、当該収益があるからこそクリエイターはローンチ済みのコレクションを何度も活性化させるインセンティブが働く。

それをホルダー側から見れば何度も便益を享受できる可能性が高まるので双方にとってメリットとなるため、当該産業において大きなイノベーションとなる可能性を秘めている。

今回は代表的なハイブランドであるLouis Vuitton, Gucci, Dolce & Gabbana, PradaのNFTについてこれまでの経緯をまとめた。

目次

LOUIS VUITTON

創業者のLouisの生誕200周年を記念してAndroid/ iOS対応のゲームである”Louis:The Game”が制作された。

このゲームをプレイすることでNFTが当たるということで話題になった。

マスコットキャラクターであるVivienne(ヴィヴィエンヌ)が主人公となり、3D空間の中を駆け巡って200本のバースデーキャンドルを集めるという内容である。

当初は当該ゲーム内で特定のキャンドルを獲得することにより、GOLDEN POSTCARDを入手することができ、それをもってNFTのraffleに応募することができた。

3種類のデザインのポストカードNFTがそれぞれ10名ずつ(合計30)がraffleの当選者に対してAirdropされた。

当該NFTのうちの1つは”THE FIRST 5000 DAYS”で有名なデジタルアーティストのbeeple氏とのコラボレーションで作成したNFTであることも注目された。

当該サイトについては以下のリンクからアクセスすることができる。

当時はTwitterでもLOUIS THE GAMEのアカウントが積極的に活動を行なっていた。

NFTの当選者数が特段少ないこともあり、クリプト界隈では思ったほど話題にはならなかったが、アプリは200万ダウンロードを突破し、追加コンテンツの配信も行われた。

追加コンテンツをクリアするとPFPs NFTがもらえるraffleに参加できるが、当選数は10とさらに絞られている。

執筆現在もキャンペーンは進行中であり、以下のサイトから当選状況を確認することができる。

なお、筆者は最後までプレイしたが、個人的には体験としてかなり満足している。

特に素晴らしいポイントは雰囲気と音楽だ。

世界観はレトロと近未来感が入り混じるニュートロ(Newtro)と言ったところだろうか。

この世界観にLofi Hip-Hop, ChillHopを思わせるようなサウンドがとてもマッチしている。

アートとしてのNFT、PFPsとしてのNFT、ゲームないしメタバースを包括的にテストしたという意味ではLouis Vuittonはかなり先進的な取り組みを行ったと言えるだろう。

GUCCI

GUCCIは複数のプラットフォームで取り組みを行なっている。

SUPERPLASTIC SUPERGUCCI

GucciのクリエイティブディレクターであるAlessandro Michele(アレッサンドロ・ミケーレ)氏と、シンセティックアーティストであるJanky & Guggimon氏が共同制作したNFTであり、発行総数は500と供給がかなり絞られている。

残念なことにセール前にほとんどが何者かにミントされてしまうという事故が発生し、ローンチに失敗してしまった。

当該NFTのホルダーに物理的なSUPERGUCCISuperJankyの彫刻(高さ8インチ)が発送されるというユーティリティが用意されている。

前述のような事故はあったものの、2022年の夏に彫刻が発送されることが決定し、2022年6月17日にスナップショットが撮られることになった。

THE SANDBOX

THE SANDBOX(サンドボックス)はイーサリアムベースのオープンワールドゲーム、いわゆるメタバースである。

Gucciは同ゲーム内の仮想空間上のヴァーチャルな土地である”LAND”を購入し、そこにおける開発を行なっている。

執筆現在において詳細は不明であるが、既存の他プロジェクトの動向を鑑みれば、LAND上の構築物や同ゲーム内で利用できるアバターなどの作成や販売を行うものと考えられる。

10KTF Gucci Grail

BAYCをはじめとしたブルーチップPFPs NFTにGUCCIの衣装を着せたNFTを発行するというコンセプトのPFPs NFTのコレクションで、特定のブルーチップPFPs NFTのホルダーがGucci GrailのMint Passを購入することによりMint可能であった。

Alessandro Michele氏がデジタルアーティストのWagmi-san氏が提携することにより、このような本格的なWeb3のプロジェクトを実現させることができた。

左がAlessandro Michele氏、右がWagmi-san氏

参加可能なユーザーはブルーチップPFPs NFTホルダーに限定されたことから、局所的な企画であったと言えるが、これはWeb3の新規参入者を誘惑しないため及びNFTの車輪の再発明を行わないためと説明されている。

Gucci Grailは最大5,000種類発行可能で、etherscanを参照すると4,330種類が実際に発行されていた。

Allow Listに登録されたユーザーはMint Passを1Etherで購入することができた。

  • A total of 5,000 Mint Passes will be released:
  • 950 passes will be given as community rewards
  • 100 passes will be held for team members and friends of GUCCI and 10KTF
  • 1,000 will be held for 10KTF Discord community
  • 1,000 will be held for GUCCI Discord community
  • 1,950 will be held for NFT Project owners
  • Any remaining Mint Passes may be placed on a Reserve List.

Mint Passに加えて以下のプロジェクトのNFTを保有している場合、Mint Passをburnすることで10KTF x GUCCI コレクションのNFTをミントすることができた。

  1. World of Women
  2. Gutter Cat Gang
  3. Cool Cats
  4. 0N1 Force
  5. Bored Ape Kennel Club
  6. Bored Ape Yacht Club
  7. Mutant Ape Yacht Club
  8. Pudgy Penguins
  9. Forgotten Runes Wizards Cult(Forgotten Soulsは除く)
  10. CrypToadz
  11. Wolf Game


なお、期限内にMintを行わなかった場合にはMint Passには何もユーティリティがないことを公式が表明しているので、権利落ちしたMint passを見て安くなっているからという理由で購入するようなことは現時点では愚策であると言えよう。

(参考)Gucci Vault

Gucci Vaultは2021年9月にオープンしたGucciのオンラインストアである。

リペアないしカスタマイズされたヴィンテージアイテムやキュレートされたデザイナーによる商品を取り扱っている。

Vaultは実験的なコンセプトスペースとされており、時間や空間の制約を超えて自由かつ永遠に変化する、価値のある不可思議なものを追い求めるという意味が込められているとのことだ。

なお、前述の各Web3プロジェクトもVaultの一部であり、それぞれがメタバースの要素として示されている。

コミュニケーションツールとしてInstagramの他にWeb3プロジェクトでしばしば利用されるDiscordを利用しており、そこでは密度の高いコミュニケーションが行われている。

また、SUPERGUCCIと10KTF GucciGrailのホルダーはspecial product dropのプレアクセスに登録可能というユーティリティを発表しており、Web3とIRLの異なる空間を繋いだ体験を提供している。

2022年5月に発表されたユーティリティはadidas x Gucciのアパレル製品の早期アクセス権であった。

Dolce&Gabbana


Dolce&Gabbanaは、デジタルラグジュアリーとカルチャーの厳選されたマーケットプレイスであるUNXDと共同で、独占的なNFTであるDGFamilyの立ち上げを発表した。

DGFamilyのメンバーは、Dolce&Gabbanaの限定スワッグパックなど、デジタルウェアラブルと物理ウェアラブルの両方を備えた一連の限定ドロップにアクセスすることが可能となる。

これらのオーダーメイドの作品は、他の場所では入手することができない。

Collezione Genesi

Collezione Genesi(コレツィオーネ・ジェネシ=ジェネシスコレクション)は、DomenicoDolceとStefanoGabbanaがUNXD専用に個人的に設計した9点のオーダーメイドの Alta Moda, Alta Sartoria, Alta Gioielleria(女性向け、男性向け、ハイジュエリー)のデジタル、物理作品である。

以下のリンクからAntonio VivaldiのWinterとマッチした高級感漂うイメージ動画を閲覧することができる。

Collezione Genesiは、デジタル作品と物理作品の両方を含む最初の豪華なNFTコレクションで、総額約6億円で落札された。

以上のように、デジタルとIRLの両面的な体験が用意されている。

DGFamily Box

DGFamily Boxは以下の3種類のTierに別れており、それぞれのユーティリティが異なる。

スクロールできます
BOXの種類プライベートセール/ジェネシスオークションUNXDリザーブブラインドBOX(UNXDリザーブ100含む)ユーティリティ
The Black Box4,250・ドルチェ&ガッバーナアパレルの排他的なデジタル/物理ドロップ
・一連のデジタル/メタバースイベント
・特別なドルチェ&ガッバーナスワッグセットを含む途中の特別ボーナス
The Gold Box
5670・ブラックボックスのすべての特権
・よりまれなドルチェ&ガッバーナドロップへのアクセスとさまざまなIRLイベントへの招待
・プレミアムキックがセットされたプレミアムドルチェ&ガッバーナスワッグ
The Platinum Box6015・ゴールドボックスのすべての特権
・最も希少なドロップへのアクセス
・親密なドルチェ&ガッバーナオフサイトを含む最も特別なIRL体験
合計6054,935

Black < Gold < Platinumの順に、完全なる上位互換となる。

ジェネシスオークション、プライベートセールの後に、どのTierが当選するかが不明な「ブラインドセール」の形式でAllow List対象者は1.2ether、パブリックセールは1.5etherで販売が行われた。

Chainlinkを利用して完全にランダムに行われたとのことである。

筆者がrevealした様子は以下の通りである。

残念ながらblack boxだった・・・

DGFamily Boxのホルダーは以下のようなデジタルコレクティブを入手することができる。

これはDecentralandとリンクされたウェアラブルであるため、メタバース内で着用できるようになると考えられる。

執筆現在においては他のプラットフォームにおけるインターオペラビリティについては言及されていないが、ポータビリティを実現してほしいものである。

また、以下のような物理的なエアドロップも予定されている。

PRADA

Timecapsuleという毎月第一木曜日にオンラインストアで24時間限定でNFTが付属したアパレルを販売するイベントを行なっており、初回は2022年6月2日にCassius Hirst(カシアス・ハースト)氏とのコラボレーションシャツが総数100点販売され、15分程度で完売したようだ。価格は日本円で187,000円。

当該アパレルには以下のNFTが付属する。

以降は毎月50点ずつ販売されるとのこと。

NFTを購入して現物エアドロップという流れが一般的である中、現物を購入してNFTが付属するという逆の流れがどのように影響するのかは興味深いところだ。

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