ケムリクサとは?

ケムリクサというのはタバコとか大麻とかそういうケムリの出るクサの話ではない。
俺が2019年で最もオススメしたいアニメのタイトルだ。
なるべく知識が無い状態で見たほうが絶対に楽しめるが、とにかく見てみろと言われても見ないわ!って人のために少し内容を紹介して、見てみたくなるようなキッカケを提供したい。
まず、作品の概要はこちら。
赤い霧に包まれた、荒廃した建造物に囲まれた人気の無い世界を舞台に3人の姉妹が生き抜く物語。
物語の中心的人物でまとめ髪の特徴的なりん、猫耳でいつもおっとりしているお姉さんキャラのりつ、メイド調の服に身を包み天真爛漫なムードメーカーりな。
謎多き世界でこの姉妹が目指すものは一体…※公式サイト引用
http://kemurikusa.com
猫耳とかメイド服というワードで、「オタク的なアニメかよ!」とうんざりしてしまう人は気が早い。本質はそこではないので、一旦我慢してほしい。
また、独特の絵柄なので、なかなか馴染めない人も少なくないと思うが、そこもいつの間にかむしろ好きになっているはずなので、食わず嫌いはもったいない。
これから魅力を語るので、まだここで諦めないでくれ!
ケムリクサの魅力は?
映像美
「荒廃した建造物に囲まれた人気の無い世界を舞台に」とあるように、作中の世界観は暗く、ディストピアと化した世界が描かれている。
そのため映像は大部分が暗く、キャラクターやケムリクサの明るさの対比が非常に美しい。
異世界に突然迷い込んだ感
物語は突然始まり、知らないキャラクターが”アカムシ”とか、”ミドリちゃん”とか、何も説明がないままに知らないワードや作品の中での昔話が展開されていき、いきなり「置いてけぼり」感を感じる。
1話から登場する男性キャラは、作品の世界に突然迷い込んで何も知らないところから少しずつ世界を知って行くのだが、視聴者である自分は同じ視点で作品内の世界を見ているので、自分を重ねて没入感が生まれる仕掛けになっている。
現実世界ではあり得ないようなことでも、作品の世界では当然のように認識されているが、まともに説明がないことによって、むしろリアルに感じられる。「こういう設定なのね。」という認識ではなく、「へぇ、これってこういう名前でこういう機能があるんだ!」という感覚を持つことができるのだ。
構成が良い
結構いい感じだなと思って見始めたアニメでも、途中で話数消化の中だるみのような回があったり、最終回の終わり方に納得できなかったりする残念なこともある。
ケムリクサはモタつきもなく物語が進捗し、徐々に目的に近づきながら謎が解けて行く構成になっているため、全話を通して同じ勢いで進んでいく。
見始めると続きが気になってしまって、止まらずに最終話まであっという間だろう。
Amazon Prime Videoで観ることができる

アマゾンプライムビデオで見ることが出来るので、アマゾンプライム会員なら追加コストなしで視聴することができる。
プライム会員は、こういったビデオの視聴が無料になるだけに限らず、アマゾンでの買い物の送料も無料になるし、注文した商品が当日・翌日に届くという非常にメリットの高い特典が盛りだくさんなので、これを機にプライム会員になるのも一つだ。
EDテーマが良すぎる
3話の終わりから流れるED「NDETERMINATE UNIVERSE」がヤバい。
今年一番聞いた曲だが、透き通ったピアノ音と疾走感が聞いていて気持ち良い。
また、歌詞の内容を読むことでストーリーの予想や考察に繋がるため、作品をより楽しむことができるだろう。
INDETERMINATE UNIVERSE 歌詞 ゆうゆ feat.ケムリクサ / アニメ「ケムリクサ」ED
Amazonランキングで1位を獲得
俺が1人で騒いでいる訳ではなく、アマゾンランキングで1位を獲得しているレベルで一般的な評価が高い社会現象的な作品である。
売れただけあって作品としての影響力が非常に高く、放送終了後の今でも新しいグッズが出たり、企業とのコラボでプロダクトが出たりしている。
世間的にもお墨付きというわけだ。
まとめ
いかがだろうか。
実際に視聴してみなければ作品の魅力を理解することは難しいけれど、「こんなのあるんだ!」とか、「今の流行を知ってみよう!」くらいの軽い気持ちで視聴してもらえればと思う。
昔に比べて世間のアニメ作品に対する世間の抵抗感は薄れているとは思うが、「どうせオタクでしょ」とか、「なんかキモいと思われそう」とか思い込んで質の高いエンターテインメントに触れないことは非常にもったいないので、是非視聴してみてほしい。
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