MPCは簡単に作曲ができる素晴らしいシステムではあるが、日本語ベースで簡単に解説されている情報源は非常に少ない。Google検索をしてもほとんどヒットしない。
せっかくMPCを購入したものの、周囲に質問できる人がおらず、音を出すことすらできずに諦めてしまった人も少なくないはずで、世の中にはたくさんの稼働していないMPCが存在していることだろう。
当ブログではMPCの使い方について重要なところを簡潔にまとめて解説する。
今回のテーマはMPCに音源を追加する方法である。
MPCって何?ということはまずコチラ↓

サンプルの音に飽きたら音源を追加しよう!
当然ながら、デモ音源は少ししか入っていない。これだけで曲を作るのはかなり厳しい。
音源を拡張することが作曲の第一歩になる。
まず、自身でサンプリングをして音源を集める方法がある。昔ながらのようにターンテーブルを買って渋谷でレコードをディグって・・・という方法もあるが、最近はYouTubeやAmazonMusicなどでいくらでもサンプルをみつけることができる。
しかし、最初はどういう音を集めてドラムキットを作成すべきなのかもよくわからないし、購入してしまうことが手っ取り早い。
そこで、Expansionsという音源の詰まったセットを購入しよう。
公式サイトで販売しているので、そこで購入することが最もわかりやすいだろう。








MPCの筐体を購入し、Akai Pro accountに登録すれば初回は半額で購入できるクーポンが発行されるので、それを利用して購入してみると良い。
また、公式以外の販売サイトでも入手することができる。




キーボード使いたいんですけど
少し慣れてきて、ドラムを叩いてサンプリングしてきた上ネタを乗せて、でもなんか曲っぽくならないなぁと思ってコード理論にたどり着いた人や、メロディやベースをキーボード入力したくなった人が直面するのが、「MPCでピアノロールってどうやって使うんだろう?」という壁だ。
ピアノロールを使うためには、Keygroupが含まれるExpansionを購入しよう。
例えば筆者はピアノ音源を入手するために以下のExpansionを購入した。




なお、キーボードは以下の機種がオススメだ。
MPCにExpansionsを取り込んでみよう!
まずはPCにMPCがインストールされていることが前提になるため、MPCソフトウェアをインストールしよう。筐体を購入した場合は無料でインストールできる。
次に、購入したExpansionをダウンロードし、MPCソフトウェアにインポートしよう。




インポートに成功すると、Expansionsにアイコンが追加される。




次に、これをMPCで利用できるようにするためにエクスポートする必要がある。
一旦PCからSDカードなどに出力し、それをMPCに差し込んで利用することになる。
MPCソフトウェアのFile>Export>Expansionを選択しよう。




出力したいExpansionと出力したいドライブを選択し、エクスポートする。




エクスポートに成功すると、SDカード内にExpansionsというフォルダができており、その中にエクスポートしたExpansionが保存されている。




以上で準備は完了だ。
これで以下の動画のように使用できるようになった。
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