ビートメイクレッスンメモ(スケール特定)

本稿は楽器経験のない筆者が理論側からアプローチしてビートメイカーになるまでの備忘メモシリーズである。
当該メモは筆者が気に入ったコード進行をベースとしてChatGPTの補助を受けながらビートを作成し、ビートメイクレッスンでの指摘をもとにレベルアップに必要な要素をまとめたものである。
音楽になじみのない人が音楽を作れるようになるまでの過程を垣間見ることで、同じ状況の人の参考になることに資すると考えて公開するものであり、正確性を保証するものではない。

目次

スケールの特定を行う

以下のコード進行をそのまま利用してビートを作成する。

動画におけるコードの記載はGM7 – Bm – F#m – GM7である。

これらのダイアトニックコードが含まれるスケールはDM, Bm, GM, Emであるので、このどれであるのかを考える。

なお、スケールやダイアトニックコードを記憶しなくても出現する音とキーを特定したい旨をChatGPTのプロンプトに書き込むことで教えてもらえる。

DM: DM7 / Em7 / F#m7 / GM7 / A7 / Bm7 / C#m7(♭5)
Bm: Bm7 / C#m7(♭5) DM7 / Em7 / F#m7 / GM7 / A7
GM: GM7 / Am7 / Bm7 / CM7 / D7 / Em7 / F#m7(♭5)
Em: Em7 / F#m7(♭5) / GM7 / Am7 / Bm7 / CM7 / D7

それぞれのキーであった場合の進行は以下の通りになる。

DM: IV – VI – III – IV
Bm: V – I – IV – V
GM: I – III – VII – I
Em: III – V – II – III

GM, Emにおいては五度がフラットしているため、スケールとの整合性で言えばDM, Bmである可能性が高いが、通常曲の最初のコードや最も強調されるコードがキーであることが多いため、GM7で始まる以上はGMスケールであると解するのが一般的であると考えられる。

I – III – VII – I進行は一般的な大衆音楽では珍しいが有効であり、特にVII – Iについてはリーディングトーン(導音)からトニックへの進行であり、ドミナントからトニックへの進行と同様に強力な解決感を持つ。

サンプルのキーを曲のキーに合わせる

今回上ネタに以下のVolcalを利用した。当該サンプルのキーはA♭Mである。

もちろん、GMスケールのネタを使うことで調整不要で利用できるが、スケールが異なるネタを利用したい場合の考え方としてメモする。

このVocalのキーはA♭Mであるから、五度圏表を参照するとGMにするためにはネタのキーについて+5か▲7の調整を行うことで対応することが出来る。

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