Twitterに謎のユニコーンのアイコンが増殖している理由!JulSwapとは?

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謎のユニコーンのアイコン

Twitterで暗号資産(仮想通貨)関連のツイートを閲覧していると、以下のアイコンを見かけることが多いだろう。

このアイコンはJulSwap(JulD)のアイコンである。

JulSwapとは、BSC(バイナンススマートチェーン , Binance Smart Chain)上のスマートコントラクトで、DEX(デックス , Decentralized EXchanges)のサービスを提供している。

なお、下記リンクからバイナンスに登録するとキックバック報酬が得られる(コミッションレート10%)。

エアドロップ目的

それでは、なぜこのJulSwapのアイコンをTwitterのアイコンに設定している人が多いかというと、ユーザーがエアドロップ(Airdrop)を受け取るためである。

例えば、以下のプログラムは2020年12月に終了してしまっているが、TwitterのアイコンをJulSwapのアイコンにすることなどによりエアドロップを受け取ることができる内容であった。

①Download and install the Trust Wallet app.
②Visit the JulSwap airdrop form here.
③Change your Twitter Profile Photo to $JulSwap LOGO.
④Complete the other social media tasks.
⑤Finally, submit your details in the airdrop form to earn 50 JulD tokens each.

https://www.desiairdrops.com/listing/julswap-dex-airdrop/

①のトラストウォレットというのは、バイナンスの公式ウォレットで、様々なチェーンに対応したマルチコインウォレットである。ここにエアドロップされるため、入手が前提となる。

②、③、④はエアドロップを受けるためにフォームに入力したりTwitterを操作したりするプロセスである。10人以上フォロワーのいるTwitterのアカウントで、以下の作業を行う。

上記が完了すると⑤50JulDトークンが送信される。

2021年2月23日に64円をつけており、執筆時点でも30円くらいの価値があるので、1,500円から3,000円くらいの経済価値を得ることが出来ているので、学生などにしてみれば少しありがたい施策だったと考えられる。

最後に

JulDのエアドロップを欲しがる人たちがこぞってJulSwapアイコンを使用していることが分かったが、他のエアドロップを行う予定のあるプロジェクトにもこのJulSwapアイコン集団が集結しており、Twitterでは何とも言えない不気味な光景が見られる。

このように、サービスのユーザーや見込みユーザーよりも、小銭稼ぎ目的と考えられる集団がエアドロップを受け取っているように見える中、果たしてJulSwap運営が期待したマーケティング効果が得られているのであろうかと疑問を持たざるを得ないが、「このアイコンの集団はなんだろう?」と多くの人に思わせることができている以上、このマーケティングは成功なのかもしれない。

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