この記事の目的
Goose Finance(グースファイナンス)の特徴、始め方、使い方(やり方)を理解する。
注意点
当記事は投資の勧誘を行う目的ではなく、投資の成果を保証するものではない。また、不正確な情報は随時更新する予定であるが、執筆時点で入手可能な情報をもとに筆者が解釈したものであり、情報の正確性を保証するものではない。
BSC(Binance Smart Chain , バイナンススマートチェーン)のdAppsの中で覇権を握ったPancakeSwap(パンケーキスワップ)。
CAKE(パンケーキスワップのガバナンストークン)の価格は当ブログで紹介した2021年初頭においては0.6USD(米ドル)であったが、わずかその1か月後には21.45USDと、約36倍もの価格を付け、CAKEの価格はBNB(バイナンスコイン)の価格と併せて、驚異的な価格上昇を遂げた。
その後、当記事執筆時点では15USD程度まで価格も落ち着き一服した感がある。
そんな中、新たなDeFiサービスは続々登場している。
今回紹介するのはGoose Financeだ。
PancakeSwapについてまだ理解していない人は下記の記事から読んでみてほしい。
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PancakeSwapにそっくり!?
まずはユーザーインターフェースを見比べてほしい。
驚くほどPancakeSwapそのものである。
そう、Goose FinanceはPancakeSwapのフォークプロジェクトである。
PoolsがNestsになっているが、アイコンはシロップのままだ。なんとも省力的なデザインだ。
目新しい点は、Deposit Feeという新たな概念が付加されているところだ。
Farmsの画面も同様である。
CAKEに相当するガバナンストークンはEGGであり、基本的にPancakeSwapと同じような構造であるように思われる。
Goose Financeの特徴
公式のDocsとMedium(ブログ)をもとに簡単に解説する。
独自のトークンバーンメカニズム
ステークをしたときにすべてのファームが4%バーンされる。
4%のうち3%は様々な流動性プールからのEGG購入に使用され、宝くじのプールに送られる。その割合は大きいため、宝くじのポットは非常に大きくなる。当該ポットはOMEGA LARGE LOTTERY POOL(オメガラージロッタリープール)と呼ばれ、一等賞を獲得すれば引退できるレベルであるとのことである。
4%のうち残りの1%は他のサイトでこのプラットフォームを更に開発するために使用される。
OMEGA LARGE LOTTERY POOLの残高のうち、80%が賞金に使用され、20%はバーンされる。
上記の構造から、イールドファーマーはみな間接的に宝くじに参加させられているということがわかる。
RUGPULL(ラグプル)
RUGPULL(ラグプル)とは、ラグ(敷物)を突然引っ張られると転倒するということが転じて、突然の事件・事故によりサービスがクラッシュするということを意味する。
Goose Financeの主張では、PancakeSwapやそのフォークプロジェクトのコードには「Migrator」と呼ばれるバックドアが仕掛けられているとのことで、必要な場合はステークされているすべてのアセットをプロジェクト側が取得することができるオプションがあるとのことだ。
Goose Financeでは当該コードを削除しており、セキュリティと正当性を最重要視していると述べている。
Goose Financeではローンチ時のタイムロックコントラクトによって持続可能なイールドファーミングを実現するとのことである。
Layered farming(レイヤードファーミング)
Goose FinanceはCAKEにはインフレ問題があると指摘しており、イールドファーミングを階層化して行うことを提案している。
14日ごとに新しい階層の「レイヤーXグース」トークンがローンチされ、少ない循環供給量の中で高いAPYを獲得することができる。
詳細については未だ不明瞭な点が多いため、改めて報告する。
実は大量にあるPancakeSwapのフォークプロジェクト
ここではGoose Financeに焦点を当てて採り上げたが、実はPancakeSwapのフォークプロジェクトは乱立している。
執筆時点においてBSCのTVL(Total Value Locked)上位の銘柄はPancakeSwapのフォークプロジェクトだらけだ。
例えば以下のようなサービスがある。
https://www.vikingswap.finance/
https://thesmokehouse.finance/
どれを開いてもほぼ同じ内容で驚かされる。
それぞれの詳細については割愛するが、もし投資するのであれば、docsやMediumをよく読んでプロジェクトの概要を理解することをオススメする。
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