WAXブロックチェーンでNFTを取引してみよう!

この記事の目的
NFT取引に最適化されたブロックチェーンであるWAXの特徴、始め方、使い方(やり方)を理解する。

注意点
当記事は投資の勧誘を行う目的ではなく、投資の成果を保証するものではない。また、不正確な情報は随時更新する予定であるが、執筆時点で入手可能な情報をもとに筆者が解釈したものであり、情報の正確性を保証するものではない。

NFTに適したブロックチェーンとして有名なWAX(ワックス)について紹介する。

なお、NFTの概念に関しては以下の記事を参考にしてほしい。

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目次

WAXとは?

WAX(WAXP)を購入するならBittrexがオススメ!

WAXはWorldwide AsseteXchange™の略称であり、 WAXブロックチェーンの上で仮想アイテム(NFT)を作成、購入、販売、および取引するための安全で便利な方法を提供している。

WAXの特に素晴らしい点は以下のとおりである。

  • NFTの生成や取引にガス代がかからない
  • 取引速度がとても速い
  • ブラウザウォレットが非常に使いやすい
  • NFTの発行がとても簡単
  • 日本企業を含む有名IPの参入があり期待できる

NFTの作成については以下の記事を参照してほしい。

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なお、deadmau5、Atari、Topps、William Shatner、Capcomなどのグローバルブランドがコンテンツを提供しており、ストリートファイター(Street Fighter)とゴジラ(GODZILLA)のNFTが販売されたことで日本でも話題になった。

WAXの特徴として、NET、CPU、RAMの概念がある。WAXブロックチェーンでは取引の都度ガス代が発生することはない。その代わり、リソースを使用するためにはWAXのステーキングや支払の必要がある。

NET(WAXネットワークのスループット容量)、CPU(アクションの処理時間)の利用を行うためにはWAXのステーキングが必要となる。ネットワーク利用者全体のステーキング総額のうち、自身のステーキング額の割合が最小のリソース割当量となる。

また、RAM(dAppのデータをブロックチェーンに保存)の利用を行うためにはWAXの支払が必要になる。なお、全てのユーザーアカウントに3KBのRAMが無償で割り当てられる。

例えばNFTを自ら発行することによりブロックチェーン上に保存しているデータが増加し、RAMの使用量が増加するので、無償枠を超える場合にはRAMの追加購入が必要になる。なお、必要なくなったNFTをバーン(Burn)することによりRAMの使用量は減少するので、その分RAMの利用可能枠が復活することになる。

詳細については以下のドキュメントを確認してほしい。

NFTのパックを購入する

取引を行うためにまずはWalletが必要になるので、以下のリンクからWAX Cloud Walletを作成しよう。

当該ウォレットはブラウザウォレットで、トークンが動く際には都度ポップアップが出て確認を求められる。

普段使い慣れていると思われるメタマスク(Metamask)のように使い勝手が良いと感じるであろう。

準備ができたら早速カードのパックを購入してみよう。

パックを購入する

ゴジラのパック(Pack)は以下のリンクから購入できる。

執筆時点ではUltimateのパックは売り切れており、Standardのパックしか購入できない状態であった。

購入しようと思ったが、IPアドレスで弾かれてしまった。どうやら日本からの購入は対象としていないようだ。

VPNで接続したところこの先に進めたが、カード入力画面で日本のクレジットカードが弾かれてしまったため、購入できなかった。

なお、WAXでは二次流通でもパックを入手することができる。

二次流通市場でパックの価格が低い順にソートした結果が以下の通りだ。

最も安いパックでも、一次流通よりも若干価格が高いが、今回の一次流通は日本人は対象外なので仕方がない。

購入画面は以下のとおりである。

購入時には以下のようにウォレットからトランザクションの確認画面が表示される。

なお、購入に関してガス代は発生しない。

購入が完了すると、保有NFT一覧にゴジラのパックが表示された。

詳細を確認すると、以下のようにパックのID、保有者、コレクションの名称などが表示される。

パックを開封する

パックを開封するためには、パックの販売サイトにアクセスし、ウォレットを接続する必要がある。

パックの開封のトランザクションについても、以下のようにウォレットからトランザクションの確認画面が表示される。

仕組みとしては、パックというNFTがバーンされ、個別のカードがミントされるという流れになっているものと考えられる。

開封の結果、以下の怪獣が入手された。

このなかではカマキラスが最もレアリティが高いようだ。

パック開封の結果、保有NFT一覧からパックがなくなり、入手した怪獣のNFTが追加された。

カマキラスの詳細は以下の通りだ。

NFTを無償譲渡する

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ジェットジャガーを別のウォレットに送信してみる。

無償譲渡のトランザクションについても、以下のようにウォレットからトランザクションの確認画面が表示される。

譲渡の結果、保有NFT一覧からジェットジャガーが消失した。

続いて、ジェットジャガーの返還を受ける。

この通り、再びジェットジャガーが保有NFT一覧に表示された。

結果だけ見るともとに戻っただけだが、Asset Transfer Historyを参照すると自分のウォレットから送信され、自分のウォレットに戻ってきたという履歴を確認することができる。

個別のNFTを購入する

ジェットジャガーをもう一枚購入してみる。

二次流通市場でジェットジャガーの価格が低い順にソートした結果が以下の通りだ。

最も価格が低い以下のジェットジャガーを購入する。

当該購入の結果、ジェットジャガーは2枚になった。

なお、NFTであるため最初に入手したジェットジャガーと後で入手したジェットジャガーは同じ絵柄ではあるが、別のものである。

NFTを売却する

以下は筆者が作成したトークンであるが、これを売却してみる。

Collection Fee 5% , Marketplace Fee 2% , Tokenomics Fee 2%なので、合計9%を控除した金額が得られる。つまり、10WAXで販売したので、9.1WAXを受領することとなる。

ちなみにCollection Feeはクリエイターに入る手数料であるため、二次流通、三次流通と流通を繰り返すほどクリエイターの実入りが多くなる。

これは、現状NFT市場がほとんど一次流通後に取引されていないという実情に対し、相場の活性化をもたらす工夫と言えよう。

なお、複雑でわかりにくくなってしまったが、筆者は30WAX分の自分の作品を販売し、11WAX分自分の作品を買い戻し、1.0WAXをwithdrawしたので、Contract Balancesは1.05WAXになっている。

これは、全てCollection Feeを5%に設定しているので、41WAX*5%=2.05WAXで、1WAXは引き出し済みであることから、1.05WAXとなっているということになる。

NFTをまとめて売却する

Create a Bundleでバンドルを作成し、複数のNFTをまとめて売却することができる。

まずは、束にして販売するNFTを選択する。

次に、複数のNFTの合計の価格を決定する。

マーケットプレイスには以下のようにリストされる。5枚のNFTをセットにして販売したので、5 NFT Bundleと表示されており、画像をスライドすることで含まれているNFTを確認することができる。

NFT同士を交換する

Trading画面のTrade URLを交換したいNFTを持っている人に教えることで、NFT同士の交換を行うことができる。

URLを受け取った側は当該URLにアクセスすると、以下のように自分が不要なNFTと自分が欲しい相手が保有しているNFTを選択し、Offerをすることができる。

URLを送った側は、offerが届くと以下のように交換を承認するかどうかの選択を求められる。Acceptを押すと交換が実行される。

この交換の結果、筆者はビオランテを手放し、ジェットジャガーを入手した。

NFTをバーンする

保有しているNFTはたとえ他人が作成した者であってもバーンすることができる。

例えば以下は筆者が作成したNFTで100枚限定で発行したものだ。

これを作成したアカウントとは別のアカウントでバーンする。

バーンを行った結果、(1🔥)の表記になり、最大発行枚数100枚のうち1枚は存在しなくなったので、世の中に99枚しかないことになった。

NFTを変換する

例えばストリートファイターのNFTについては、以下の公式サイトのCRAFTからレアリティの低いNFT同士を合成することでレアリティを引き上げることができる。

この場合だと、キャミィのNFT2枚でCollector’s EditionからBaseまでの各レアリティのどれかに一定の確率で変化する。

今回の変換の結果、Weldになった。Weldは10%の確率で獲得できる、上位から3番目のレアリティである。

これも前述のゴジラと同様に、変換元のNFTをバーンし、変換後のNFTをミントするという流れになっているものと考えられる。

NFTにバックアセットを添付する

Back Tokensを選択すると、NFTにバックアセット(Back Asset)を添付することができる。

当該NFTにWAXまたはPGLのトークンを添付すると、上図のようにNFTの左上にその旨が付記されるようになる。

このようにトークンが裏付けられたNFTをバーンすることで、当該トークンを獲得することができる。もちろん、バーンしたトークンはその後に取り戻すことはできない。

NFTをエアドロップする

Create LinkからNFTをエアドロップ(Air Drop)することができる。
まずはエアドロップするNFTを選択する。

その後、リンクを作成すると以下のようにURLが表示されるので、これをコピーする。

当該リンクをエアドロップしたい対象者に送付し、受信した対象者は当該リンクを開くことでクレーム、つまり請求(Claim)をすることができる。

実際に以下のリンクからすごいライフハックのトークンを要求することができる。

引換券としてのNFT(Redeem)

購入したNFTをバーンすることで物理的な資産を手に入れることをRedeem(リディーム、償還)と呼ぶ。

例えば、フィギュアの画像を購入し、Redeemすると実際のフィギュアが自宅に配送されるというようなことだ。

これについて、WAXはvIRLsという物理的な世界の商品や製品と紐づいたNFTを取引(vコマース)するためのサービスを提供する。

FunkoはvIRLsを利用してフィギュアがRedeemableなNFTを2021/6に発行する予定であるとのことである。

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