この記事の目的
COINLIST(コインリスト)におけるKarma(カルマ)とは何か、Karmaをどうやって貯めるかについて解説する。
注意点
当記事は投資の勧誘を行う目的ではなく、投資の成果を保証するものではない。また、不正確な情報は随時更新する予定であるが、執筆時点で入手可能な情報をもとに筆者が解釈したものであり、情報の正確性を保証するものではない。
COINLIST(コインリスト)とは?
COINLIST(コインリスト)はICO(IEO)プラットフォームかつ取引所であり、Solana(ソラナ)などの有名銘柄の販売を行った実績がある。
COINLISTの詳細については以下の記事で解説しているので参照してほしい。
COINLIST(コインリスト)銘柄の過去の収益性は、COINLISTのトップページで確認することができる。
Solana、Flow(フロウ)、Filecoin(ファイルコイン)などのリターンを見ていただければわかると思うが、とてつもない利益率である。
また、全体を見ていただければわかるが、ほぼ全ての銘柄がプラスのリターンになっている。
つまり、買えば儲かるという、とんでもない状態であるのだ。
しかし、前回の記事にも記載したとおり、誰でも買えるわけではない。
webサイト上で列に並び、当選した人だけが購入する権利がある。
通常の経路で参加すると当選確率は非常に低いが、Karmaを貯めることで、当選確率を劇的に高めることができるので、以下でKarmaの概要と貯め方について解説する。
Karma(カルマ)とは
Karma(カルマ)とは、簡単に言えば、コインリストに貢献した度合いを測る指標である。
Karmaの数値が一定以上のユーザーに対してはPriority Queueという、一般列と並行して運用される優先列に並ぶことができる案内が通知される。
Priority Queueに並べば、購入が確実に保証されるわけではないが、Twitterの反応を見る限り大抵の場合は購入できているようだ。
なお、Priority Queue自体の仕組みはKarmaが明示される前から存在していた。
かつてはユーザーは何故自分がPriority Queueの招待を受けているか確認できなかったが、Karmaの導入を機に可視化されたという変更であり、仕組み自体は変わっていない。
なお、執筆時点では過去3回のセールにおいては1,000Karma以上のユーザーがPriority Queueの招待を受ける対象であったとのことである。
現在の閾値は1,000Karmaであっても、今後のCOINLISTへの参加者の増加やKarma獲得方法の増加により、閾値が引き上げられる可能性があるだろう。また、現在存在する項目についても、現状の条件より難化する可能性もあるので、簡単に達成できる項目は達成しておいた方が良いだろう。
現在はKarmaの特典はPriority Queueのみであるが、 まもなく様々な特典が用意されるとのことである。
なお、以下の筆者の戦績を見てもらえばわかる通り、Karmaが足りないが故に、2021/3/12からフル参加して2021/9/10現在1回も当選していない。
HUMANは買えてるじゃないか!と思うかもしれないが、前回の記事のとおり、これは「売れ残り」が出たため購入したものだ。
つまり、Karmaが足りなければ、全然当選しなくて当たり前ということだ。
一方で、Karmaさえ十分であれば大抵は購入できるのであるから、Karmaを集めない理由はない。
なお、より正確に理解されたい場合は以下のリンク先にある公式の解説を参照して欲しい。
Karmaを貯める方法
執筆現在で公表されているKarmaの貯め方は以下のとおりである。
なお、新規参入者でも現在のPriority Queue参加条件である1,000Karmaに到達できることが確認できた。
CoinList Karma is based on a points system that recognizes and rewards users for value-add activities, including:
・Staking on CoinList
・Trading on CoinList.co, CoinList Pro, CoinList Mobile app, and via OTC Services
・Minting WBTC, TBTC, and EFIL on CoinList
・Consistently participating in CoinList token sales
・Participating in experimental issuer offerings like the NuCypher WorkLock, the Oasis ROSE Garden, or EGL Genesis
・Lending or borrowing on CoinList
・Participating in a validator or miner program on CoinList
・Successfully submitting projects to CoinList hackathons
また、執筆現在筆者は1,500Karmaであり、内訳は以下のとおりである。
以下に筆者がそれぞれのKarma獲得の条件について執筆時現在可能な限り達成するために実施した行動と、その結果について以下に記載する。
Staker
「CoinListへのステーキング」に該当する項目である。
Auto Staked銘柄であるMINAをステークしたが、特に反応はなかった。ALGO,CELOについても少額をステーキングして、様子を見ることにした。
その後、NU,FLOW,ROSE,CSPR,USTを最低単位数ステークし、USTのステーキングの承認が得られた段階で★が1つついて200Karma増加した。
★1つ目の条件はAuto Staked銘柄を除いたステーキングの承認が得られた時点で達成されると考えられる。
なお、上記のうちCoinList.coのBuy&Sellで取扱のない銘柄についてはCoinList Proで売買可能であるため、CoinList.coで資金をUSD(米ドル)に変換してCoinList Proに流し込み、購入が完了したらWithdrawをして再度CoinList.coに戻せば良い。
また、USTに続いてFLOW、NUの最低単位数ステーキングが承認された時点で星2つ目が達成された。よって、Auto Staked銘柄を除いたステーキングについて、3銘柄の承認が得られた時点で★2つ目が達成されることが確認できた。
星3つ目の条件は確認できていないが、合計で最大600Karmaを獲得可能である。
Trader
「CoinList.co、CoinList Pro、CoinListモバイルアプリ、OTCサービスでの取引」と「CoinListでWBTC、TBTC、EFILを作成」に該当する項目である。
前者については、まず、過去にCoinList.co・CoinList Proで少額取引を行っていたことから既に100Karma分達成されていた。
★1つ目については初回の取引の実行により達成されると考えられる。
その後、CoinList.coで1,000USD(米ドル)分のMINAを購入、売却を2回行ったところ、100Karma加算された。
故に、 CoinList.coで複数回取引を行うことにより★が1つ達成されると考えられる。
また、iOSモバイルアプリで1,000USD(米ドル)分のMINAを購入、売却を2回行ったところ、100Karma加算された。家族アカウントでは10MINAを4往復したところ加算されたので、金額により必要となる取引回数が異なるのだろう。
故に、 モバイルアプリで複数回取引を行うことにより★が1つ達成されると考えられる。
後者については、100USDでBTCからWBTCを作成(Mint)し、当該WBTCをRedeemする作業を2回行ったところ、100Karma加算された。
故に、WBTCのMintとRedeemを複数回行うことにより★が1つ達成されると考えられる。
金額・数量に応じた必要施行回数は不明なので、反映されるまで試して欲しい。
上記の作業の結果、★4つまでは獲得できたが、これ以上は解明できなかった。
これらを併せて、最大600Karmaを獲得可能である。★の数は5つなので、最後の1つの★は200Karmaなのだろうか。
Token Champion
「CoinListトークン販売に継続的に参加」に該当する項目である。
少なくとも1年間トークンの販売に一貫して参加することで達成されるとのこと。
筆者がトークンセールに参加し始めたのが2021/3/12であるので未達である。
参加漏れがあった場合に減点となるのか、全てリセットとなるのかは不明なので、漏れなく参加しておいた方が良いだろう。
達成すれば500Karmaを獲得できる。
Experimenter
「NuCypher WorkLock,Oasis ROSE Garden,EGLGenesisなどの実験的な発行者向けサービスに参加する」に該当する項目である。
執筆現在実施されていない。
筆者は過去にEGLGenesisに参加したため達成しており、250Karmaを獲得した。
Lender Borrower
「CoinListでの貸し借り」に該当する項目である。
いつでも参加可能。
Filecoinのステーキングが対応しており、最低単位である5FILの貸し出しにより250Karmaを獲得することができた。
また、その後のFIL Lending Karma Boostプログラム(100FILの貸し出し)で200Karmaを入手した。
Validator
「CoinListのバリデーターまたはマイナープログラムへの参加」に該当する項目である。
執筆現在実施されていない。達成すれば1,000Karmaを獲得できる。
Developer
「CoinListハッカソンへのプロジェクト提出に成功」に該当する項目である。
執筆現在実施されていない。 達成すれば1,000Karmaを獲得できる。
Priority Queueに必要なKarmaをいかに貯めるか
前述のとおり、Priority Queueに招待されるためには執筆現在のルールでは1,000Karma達成が必要となる。
執筆現在のメニューで可能な限りKarmaを貯めるには、上述のように取引・ステーキングを行い、全てのトークンセールに参加するというスタンスをもって行動するべきである。
なお、現在検証できたKarmaの獲得数量は1,050Karmaであり、新規参入者でも1,000Karmaを超えることができることが確認できた。
(2021/10/01追記)
FILのレンディングプログラムが終了したため、現在は1,000Karmaを超えることが難しい状況となっている。
また、前述のとおり現在の閾値である1,000Karmaの引き上げの可能性も否定できないので、1,000Karmaで満足することなく積み上げる意識も必要だろう。
現在開催されていないメニューが開催された際や、その他のメニューが新たに開示された際には積極的に参加すれば、それよりも早く達成可能となるかもしれないので常に注視しておきたいところだ。
さらに、現在のKarma獲得のハードル自体の引き上げの可能性もあるので、上記と同一の行動を行なっても同様にKarmaが蓄積されなくなる虞もあるので、現状のルールベースでのKarmaの蓄積にスピーディに対応しておいた方が良いだろう。
筆者のKarmaの動向については随時更新するので、しばしば確認してほしい。
COINLISTに問い合わせしてみた
なお、筆者はいつまでも当選しないため①一体どうなっとんねんという気持ちと②今後はどれくらいのKarmaを保有していればPriority Queueに並べるかの考え方について公式に問い合わせたところ、以下のような回答を得た。
At this time, we’re limiting invites to those with the highest levels of Karma so that the Priority Queue is less than 1% of the total number of sale registrations. So we cannot guarantee that you will receive the invite for the next token sale.
For more information on the Priority Queue please check out our blog post.
回答によると応募者全体の1%未満となるようにKarmaが高い人から順に選出されるとのことであった。
Karma獲得条件が明示され、当ブログに限らずKarma獲得条件の分析が進んでいる以上、上位1%の水準に入り込むのは当然厳しくなると考えた方が良さそうだ。
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