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2022年初頭に突然の日本風アニメ系PFP NFTsブームが起こった。
その火付け役はAZUKIである。
ミントは2022/1/12に始まったが、執筆時点(2022/2/8)でもOpenSeaでのボリュームは1位と、絶大な人気を維持している。

筆者は残念ながら乗り遅れてしまったが、このプロジェクトがなぜこれほどまでに人気になったのかについて興味があったので、調べてみることにした。IKZ!!
Azukiの概要

AzukiはThe Gardenのメンバーシップパスを兼ねるアバターコレクションから始まり、メタバースのために構築されたブランドである。
暗号資産・テクノロジー・ゲームのバックグラウンドを持つコアチームはカリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ、未来の分散型ブランドの構築に取り組んでいる。
AzukiのコアチームのほとんどはNBA TopShotを通じてNFTに参加し、NFTのパックを開いたときに遠い昔にポケモンカードを開封したときと同じ感情が引き起こされ、NFTに魅了された。
後述する最近のNFTの販売方法によりそのような体験が失われてしまったが、その経験をもう一度取り戻すために、コアチームらしいやり方でAzukiにアプローチしている。
マインドマップ

Azukiはロードマップではなく、マインドマップを公開している。
ロードマップは特定のマイルストーンに向けた一次元の道であるが、マインマップは自由に流れる多次元のドキュメントであり、Azukiがメタバースと同じくらい早く急速に成長し、用途が広く、適応性があり、動きの速いブランドになることを可能にするとのことだ。
マインドマップには、進行中の項目のみならず、アイディアの探索中の項目もある。
他のNFTプロジェクト同様にメタバースでのユーティリティを検討しており、Sandbox VR、Decentraland、Cryptovoxels、Somnium Spaceなどのプラットフォームの名前が挙がっている。
現実世界でのストリートウェアショップやイベント、コレクティブル、レコードレーベルなどを検討している点は独自性があって興味深い。
ネイティブトークンの$BEANも検討しているようなので、NFTを起点にAzukiのドメインを広げてゆくのだろう。
フラクショナル
BobuのNFTはAzukiの公式コレクションとして、fractional.artを利用して細分化される。
これにより、Azukiのセールに参加できなかった人もAzukiのエコシステムに参加することができる。

なお、Bobuのフラクショナルオーナーはプライベートチャネルにアクセスをすることができ、当該コミュニティでAzukiのストーリーやブランドなどの特徴をどのように開発するかについてのガバナンスに参加することができる。
ERC721A
AzukiはERC721Aという、1つのNFTをミントするコストで複数のNFTをミントすることができるアルゴリズムを開発し、採用している。
詳細は以下のリンクを参照してほしい。
販売のコンセプト
販売のコンセプトは以下のリンクに詳細な記載がある。
要約すると以下の通りだ。
NFT販売の問題点
最近はWL(ホワイトリスト)の概念が急速に普及し、NFT販売を行う上でデフォルトのアプローチになった。
これによりGas warを防ぐことができるようになったが、WLの選定は手作業となるのでランダムに付与せざるを得なくなった。
そのため、WLの仕組みを利用してNFTをMINTする権利を獲得し、“quick flip“、つまり流通市場で素早く売却するというインセンティブが働く。
WLはTwitterのエンゲージメントのインセンティブとして使われる傾向が高まっていて、短期間のクイックフリッププロジェクトでさえ、これを使用して割当を急速に拡大している。
その結果、コミュニティは不安定な基盤で形成され、真の関心をもつメンバーはNFTを開封するという魔法の瞬間を体験することなく、流通市場で直接購入することとなってしまう。
ミントリスト
AzukiのコアチームはWLをより系統的にすることで独自のアプローチを採用することにした。
それをML(ミントリスト)と呼んでいる。
MLもSNSのエンゲージメントに結び付けることは協力であるので、部分的に使用することにした。
いいね、リツイート、コメントは検討のベースライン用件となる。
そうしてくれた人の全員をを追跡し、ゲーミフィケーションを避けるために公開していないコアチームにとって重要な様々な指標を見て、最適な候補者を選んでMLを授与している。
MLはTwitterのDMで非公開に行われる。
これは、様々なグループがMLにリストされた人にDMを送ってリバースエンジニアリングを行うことを避けるための仕組みである。
ダッチオークション
ダッチオークションは初期価格は設定価格から始まり、一定期間に渡って下がっていくパブリックセールである。
一般的なパブリックセールでは全員が同時に設定価格で購入するのに対し、ダッチオークションでは自分にとって快適な価格でNFTを購入することができる。
ダッチオークションを十分な時間枠で開催して需要を分散させること、また、オークションの開始価格が低すぎたり価格が急激に下落するなどにより通常のパブリックセールと同様にならないようにすることでGas warを避けることができる。
MLとダッチオークションを利用するハイブリッドアプローチにより、初期のコミュニティの本物のメンバーに報酬を与え、ビジョンを真に信じているコミュニティメンバーへのアクセスを提供し、NFTを作成する魔法の経験を望む全ての人が実行する機会を与える。
Mint

ミントは以下の3つのフェーズに分かれている。

DUTCH AUCTION PHASE
ダッチオークションは2022/1/12 10:00 (PST)に開始した。
対象となるAzukiは約8,700で、ERC721Aにより1つのトランザクションで最大5つのAzukiをミントすることができる。
アドレスがミントリストに登録されている場合は、ダッチオークションで5つのAzuki、ミントリストフェーズでは1つのAzukiの計6つのAzukiをミントすることができる。
初期価格は1Etherで、0.15Etherに達するまで20分毎に0.05Etherずつ下落する。
ダッチオークションは最初の20分が経過する前に終了し、最終価格は初期価格の1Etherであった。
以下の動画でミントのライブ映像を見ることができる。
MINTLIST PHASE
ミントリストフェーズは2022/1/13 10:00 (PST)に開始した。
MLに登録されている全員が48時間以内に1つのAzukiをミントすることができる。
価格はダッチオークションの最終価格の半分となる。
そのため、価格は0.5Etherであった。
PUBLIC PHASE
パブリックフェーズは2022/1/15 10:00 (PST)に開始する予定だった(※実際は売れ行きが良く未実施)。
ミントリストの販売期間中に販売されなかった残りのすべてのAzukiが対象となる。
価格はダッチオークションの最終価格となる。
上記の計画であったがMLフェーズ終了時の在庫が17となったため、ミントスロットはMLフェーズと同価格でコミュニティに配布されることとなった。
その他
200のAzukiはコアチームによりミントされ、コラボレーション・パートナーシップ・マーケティングなどに使用される。
そのうちの6つはAzuki-verseのキャラクター(Shao, Zero, Raizan, JD, Bobu, Yuki)になり、10はコアチームのアバターになる。
結果的に、以下のようなアロケーションになった。

Reveal
リヴィールは2022/1/20 12:00 (PST)に行われた。
これに際して、コアチームは以下の理由からOpenSeaからDELISTしておくべきだと注意喚起していた。
メタデータと画像を指定するトランザクションがコントラクトに送信されると、コレクションのメタデータを取得するスクリプトを記述して、迅速にレアリティの理解を構築し、二次市場でハンティングを始める人が現れる。
一方でOpenSeaはゆっくりとデータを入力し、画像とトレイトが徐々に表示され始める。
つまり、不相当な価格でハイエナに買われてしまう可能性があるということだ。
レアリティと価格の関係が徐々に判明する仕様もクイックフリップを抑制する機能になっていると考えられる。
なお、レアリティについては以下のサイトで確認することができる。
HairのNoneという渋いレアなトレイトもあるが、GOLDENの装備など、明らかに豪華でレアなトレイトがある。
313/10,000なので、かなりレアだ。
ちなみに、公式サイトでGOLDEN MODEをオンにするとGOLDENのトレイトを持ったNFTのみが表示される。

フィッシング詐欺に対する注意喚起
Azukiに限らず、最近はDiscordで特定のサーバに入室すると、以下のように公式のように見えるアカウントからDMが届く。

DMを開くと、ミントする権利があなたに当たりましたというようなお知らせが記載されている。

リンク先も非常に高度に作り込まれていることが多く、本物と見紛う人が多発している。

この詐欺の巧妙なところは、合計で1,000しかミントできず、カウンターがどんどん上がってゆくので急いでEtherを用意しなくてはと思わせるところだ。
待っていたら最後ミントし終わるのかと思って見ていたことがあるが、しっかり自分のミント可能限度を残してカウンターが止まるようになっていてあからさまで笑った。
暗号資産業界の人でもフィッシング詐欺に引っかかっている人が散見されるので、是非注意してほしい。
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