OpenSeaにはオファー(Offer)という機能がある。
WETHベースで購入希望額を提示し、出品者がそれに応じれば購入できるという機能だ。
筆者はCOINLISTのFiatWorksという発行数が222のNFTがどうしても欲しくて、この機能を使って購入を行った。
筆者は1から1.2WETHくらいで購入したかったので、大体それくらいの金額でデザインの好みに応じてバラツキを持たせて、オファーを行った。
同じコレクションのNFTでも、保有者が感じている価値は各々異なる。
そのため、フロア価格(最低出品価格)よりも安く買えたり、どんなに高額でも購入できなかったりする。
オファーをかけても誰も応じず、ちょこちょことオファー価格を引き上げているうちにフロア価格が大幅に上昇してしまい、高値掴みをしてしまうというようなことはしばしばある。
そのため、狙っているNFTに幅があるのであれば、短期的な購入を目指して同時に複数の商品にオファーを行うことが合理的だ。
しかし、ここで1つの問題が生じる。
複数のNFTにオファーを出したいが、全て購入できてしまったら困る
これについて、オファーはキャンセルを行うことができるので、狙っているNFTが購入できた場合には他のオファーを適時にキャンセルを行えば良い。
ここで新たな問題が生じる。
オファーのキャンセルにガスがかかる
ガスなのでFIAT建の金額を語るのはナンセンスかもしれないが、筆者が取引を行なっていた時点では日本円にして1件数千円くらいで、とても無視できる金額ではない。
つまり、キャンセルするようなオファーは出すべきではない。
では、どうすべきなのか。
最も効率的な方法は以下の通りだ。
狙っているNFTのオファー額分だけのWETHをアドレスに保有する
OpenSeaはオファー額に対してOpenSeaに接続したアドレスが保有するWETHの額が下回った場合、オファーは自動的にキャンセルされる仕様になっている。
そのため、筆者は1.2WETH程度を保有したアドレスで以下のように大量にオファーをかけた。
その結果1件のオファーが承認され、その他のオファーは自動キャンセルされた。
こうすることにより、特定のアドレスが保有するWETHの金額を限度とした購入が行われ、キャンセルのガス代をかけることなく複数のNFTにオファーを出すということが可能になる。
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