この記事の目的
暗号資産を利用した年利10%以上の投資を簡単に実行してみよう!
注意点
せっかく登録したのに不動産が売ってないという問い合わせをいただいたが、執筆時点では大変人気が高く、売り出してもすぐに売り切れてしまう状況なので、公式Twitterなどをチェックして販売時点に合わせてアクセスしてほしい。なお、投資は自己責任である点もご留意いただきたい。
年利10%の投資を紹介しよう
景気を下支えするためにゼロ金利政策が続き、今や個人向け国債の利率も0.05%と投資してもしなくても変わらないくらいの水準になってしまった。
体感的な景況感を差し置いて、過剰流動性のために株価だけはズルズルと上昇する。とは言え、どこのタイミングで買いに入ってよいのかもよくわからない。マーフィーの法則のように、自分が買うと途端に暴落したりするものだから株式はちょっと…と思う人も少なくないだろう。
ポピュラーな投資先として不動産もあるが、ロットも大きいし、一般的には借入と両建てで資産を持つことに抵抗を感じることだろう。
そこで、アメリカの小口不動産投資はどうだろうか?一口5,000円くらいから始められて、利回りは10%を超える。日本の不動産では実現することが難しい利回りを実現しているRealTというサービスがあるので、今回はそれを紹介する。
RealTとは?
RealTは不動産の権利を持った仮想通貨(以下では最近の呼称である暗号資産と呼ぶ)を販売している会社である。
その暗号資産はトークンと呼ばれ、不動産のトークンを持っている期間に渡って当該不動産の家賃収入が振り込まれる。
当該家賃収入(経費相殺後)は年間で投資額の10%程度に設定されており、かなりの高利回りを得ることができる。
どういう仕組みなの?
不動産の権利をバラバラにして小口の単位にして、その権利を暗号資産(トークン)に乗せて取引しようという仕組みだ。
不動産証券化と言えばJ-REITなどが思い浮かぶかもしれないが、これは証券化した不動産を組み入れた不動産ファンドの持ち分を取得するものではなく、デトロイトの戸建て住宅を中心とした個別の不動産をトークン化して私募で少数の投資家を募って販売するスタイルだ。
詳しくは以下のホワイトペーパー(White Paper)を参照してほしい。
ホワイトペーパーとは?
また聞きなれない単語が出てきたかと思うが、ホワイトペーパーとは簡単にいうと事業計画書である。
ここに当該事業により提供されるサービスの概要やロードマップが記載されている。
英語なので読みづらいかもしれないが、もちろん重要な説明はWebサイト上でも行われているので、無理に精読する必要はない。
投資してみよう!
暗号資産を利用した仕組みなので、ややとっつきにくいところはあるだろうが、そんなに難しくないしクレジットカード決済で購入することもできるので、気軽に始めることができる。
初心者にとって理解しがたい用語は詳細に解説するので安心してほしい。
メタマスクのインストール
まずはメタマスク(MetaMask)というサービスでウォレット(暗号資産を保管する財布)を作成しよう。既にウォレットを持っている人はメタマスクにウォレットをインポートしても構わない。
いきなり聞きなれない用語が出てきたと思うかもしれないが、暗号資産界隈ではメタマスクはとてもよく使われるアプリなので是非利用してみてほしい。
メタマスクの何が便利かというと、ブラウザの機能としてウォレットを管理できるので、閲覧しているWebサイトに直接ウォレットを接続して利用することができる点が素晴らしいのである。
Chrome,Firefox,Brave,Edgeに対応しているので、いずれかのブラウザにインストールしよう。
なお、メタマスクはイーサリアムというプラットフォーム上で利用されるウォレットであるが、ここでは詳細は割愛する。
RealTに登録しよう
以下のリンクからRealTにアクセスすることができる。
なお、当該リンクは筆者の紹介リンクになっているので、こちらから登録して購入してくれた場合、筆者に対して以下のアフィリエイト報酬が入る。
- 2% cashback on all RealTokens sold
- VIP access to events and special promotions
- Early notification of new property listings
購入金額の2%バックというところなので、ほんの気持ち程度の報酬ではあるが、リアクションが得られることは執筆の励みになるので、良かったらこちらから登録してほしい。
もちろん登録後に同じように他者を紹介するAffiliate Programに参加することができるので、良いと思ったら周りにも教えてあげたらいかがだろうか。
トップページにアクセスし、画面右上のSIGN INを押すと、下記のRegisterフォームが表示されるので、ここに一通り入力しよう。
これで一旦登録は完了になる。
KYCとは?
次にKYCを行う必要がある。KYCとはKnow Your Customerの略で、簡単にいうと本人確認である。
MY ACCOUNTのID VERIFICATIONを開いてみよう。
Registerで入力した内容は自動入力される。
次に住所を入力しよう。
続いて使用するウォレットを選択する。ここではUSE AN INDEPENDENT ETHERUM WALLETを選択しよう。
すると、ウォレットのアドレスを入力する画面が現れる。
ここでメタマスクを開き、下図の赤枠で囲われた部分をクリックするとウォレットのアドレスをコピーすることができるので、これを貼り付けよう。
最後に本人確認用の書類をアップロードしよう。パスポートや運転免許証の写真などを撮影し、SUBMIT FOR REVIEWボタンを押そう。
これでKYC作業は完了だ。認証が終わると下記のようにKYC Verification:Successfulと表示される。
購入する不動産を決める
続いて、不動産を購入してみよう。
見るタイミングによっては残念ながらすべて売り切れていて、1件も売っていなかったりする。
売出のタイミングはTwitterのRealTのアカウントなどでアナウンスされているので、それを参照しよう。人気が高い物件は30分くらいで売り切れたりするので注意が必要だ。
今回はこちらの小ぶりな家を購入することにしよう。
最大5単位まで購入できるが、ここでは1単位にしておく。
購入してみよう
対象の不動産をカートに入れ、購入画面に遷移する。
こちらの不動産は1単位51.48ドルであった。
ビットコインやイーサなどの仮想通貨で購入することも可能だが、日本ではまだ一般的ではないと思うので、ここではクレジットカードで購入することにしよう。
購入時点の為替レートでクレジットカード決済が行われる。
購入完了すると、下記のような購入完了画面が表示される。
MY ACCOUNTのORDERSを見ると、確かに購入されたことが確認できる。
覚書に電子署名をしよう
しばらくすると、RealTから電子署名を要求する旨のメールが送られてくる。
メールに記載されたリンクを開くと、不動産私募にかかる覚書が表示される。
確認欄にチェックを入れ、電子署名を行う。
これで手続はすべて完了だ。
しばらくすると、写しがメールで届く。
購入した不動産を確認しよう
購入した不動産はMY ACCOUNTのPORTFOLIOで確認できる。
持ち分を表すトークンはETHERSCANから確認できる。下記のように自分のウォレットに対して不動産トークンが送られてきた履歴を確認してみよう。
METAMASKにトークンを追加しよう
購入したトークンはウォレットに手動で追加する必要がある。
Assetsの「トークンを追加」をクリックして購入したトークンを追加しよう。
カスタムトークンを選び、Token Contract Adressに購入した不動産のトークンコントラクトアドレスを入力しよう。
コントラクトアドレスはETHERSCANで確認できる。右上のContractの横に並ぶ数値をコピーして貼り付けよう。
今回購入したRealToken S 19163 Mitchell St Detroit MIのトークンを1単位保有していることがウォレット上でも確認できるようになった。
これで必要な作業はすべて完了した。あとは家賃の支払いを楽しみに待とう。
家賃は自動的にウォレットに届く
家賃について、ホワイトペーパーによれば、家賃は毎日DAIコイン(ステーブルコイン)にて支払われるとあるが、執筆時点では毎週月曜日に1度USDC(ステーブルコイン)で支払われている。
ステーブルコインというのは価値が変わらないように調整された暗号資産で、DAIコインもUSDCもUSドルに連動している。そのため、せっかく家賃が入ってきたのに暴落して価値がなくなってしまうというようなことはない。
入金先のウォレットはKYCの際に入力したウォレットなので、メタマスクを開けばすぐに確認できるはずだ。
以下は10%程度の利回りの大体5,000円のトークンを取得し、1週間分の家賃が振り込まれたところを表示した画像だ。5,000円×7日/365日≒10円くらいなので、まさに計算上の利子相当額が入金されている。
最後に
以上のように、暗号資産を使ったり家賃がウォレットに振り込まれたりと既存のプラットフォームでの取引とは大きく違う点に困惑もあるかもしれないが、一方で新しいテクノロジーに対して期待や興奮も感じたのではないだろうか。
最後に再確認ではあるが投資の大原則として、
投資は自己責任である
という点だけは注意してほしい。
筆者はこの事業に関与しているわけではなく、この記事を読んでいるあなたと同様に利用者の1人であるため、事業者の詳細については知り得ない。
事業者の事業継続のリスクや誠実性についてはスタートアップであるが故に計れない面がある。
ただ、これからこのような暗号資産を使ったデジタル証券の取引は活発化することはほぼ間違いないものとして予想されており、日本でも既にSTO(Security Token Offering)というデジタル証券の売出しは始まっている。
新時代の投資の勉強がてら、チャレンジしてみてはいかがだろうか。
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