Symbol(XYM)がローンチ!IOU価格と上場後の価格の関係性は?

NEMの新しいブロックチェーンであるSymbolがローンチした。xym上場前後のxemの価格及びxym上場前のIOU価格、xym上場後の価格について解説する。

目次

Symbolが無事にローンチした

2021/3/17にNIS1(NEM)のアップデートであるSymbolがローンチされた。

当該アップデートはNIS1の上で行われるのではなく、新しいブロックチェーンがリリースされるという形で行われた。

そのため、既存のNIS1のネイティブトークンであるxemの保有者に対して新しいチェーンであるSymbolのネイティブトークンであるxymが1:1の割合でエアドロップされるという形式で引き継ぎが行われた。

当該エアドロップについて、ウォレット(wallet)にてオプトインを行った者はローンチと共にxymを手にしているが、取引所にてオプトインを行った者は取引所の配布日までエアドロップを受けることができない。

なお、日本国内におけるxymの配布の詳細については執筆時点(2021/3/18)で未定となっている。

ローンチ同日に大手取引所に上場

そして、Symbolローンチの同日からGate.ioとProbitで取引が開始された。

トランザクションのうちのほとんどは大手取引所であるGate.ioにおいて行われている。

取引価格については0.2USD(米ドル)あたりで足場を固めた後、執筆時点では0.4USD近辺を推移するという滑り出しとなっている。

IOU価格との関係性

xymについては、Symbolローンチ前からIOU取引が行われている。

IOUとは”I owe you”の略称であり、日本語では借用証書取引と呼ばれている。

xymの上場前からxymの借用証書の取引を行うことができ、上場と共に現物と交換される仕組である。

xymのIOU取引を行っていたのはBitrueとyobitであり、Bitrueは0.5USD近辺を、yobitは0.3USD近辺を推移していた。

これらの取引所におけるIOUの流動性は小さかった(相対的に流動性が大きいBitrueの初日の取引高で200万枚程度)ため、当該価格の証拠力はかなり薄いものと考えられるが、関連性は不明であるものの執筆現在これらの価格のレンジ内で推移している。

Symbolの理論価格は?

新情報がない前提であれば、xymの価格はエアドロップ前のxemの価格をエアドロップ後のxemとxymで分け合う形になると考えられる。

2021/3/12のスナップショット(xem保有者に対してxymを割り当てるタイミングであり、3105500ブロック時点)を境にxemは急落しており、その後は0.4USD近辺で推移している。

なお、スナップショット前の金額は0.8-0.6USDである。

執筆時点においてxemの価格は40円程度、xymの価格は0.4USD程度であるため、80円程度であるため、やはりxemとxymを合計した金額がエアドロップ前の価格を意識して推移しているものと考えられる。

今後はNIS1とSymbolのファンダメンタルズ的な側面が強く意識されてゆくものと考えられる。

Symbolは今後の連続的な大手取引所の上場や関連プロダクト・ユースケースの明確化に従い価値を増加させてゆくであろうというイメージを持てるであろう。

NIS1についてはオープンソース化され、アップデートも続いてゆくという若干弱い材料ではあるものの、未だに大きな時価総額を抱えており、世界中の取引所で利用可能であって、ハッキング被害も一度もないということで一定の有用性があることは間違いないので、徐々に萎んでゆくとも限らないだろう。

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