へー!宅建持ってるんだ?
結構難しいんじゃないの?
まぁ楽勝ってことはないっスけど、意外とゼロからでも短期間で合格できるっスよ!
私も「士」ってつく資格が欲しいなぁ〜!
就職・転職活動に向けて有用性の高い国家資格等を取得し、就職・転職を有利に進められるようにすること
国家資格を取った方が良い理由
履歴書を書こうとすると、どの雛形にも必ず存在する資格欄。
結論から言うと、就職活動・転職活動を行う上では、コレは絶対に埋めた方が良い。
これについて、なぜ資格を取るべきなのか、取るならばなぜ国家資格が良いのかなどについて論じた上で、時間がない人向けに2週間で取得できる国家資格等に絞って紹介した記事がこちら。
上記記事において詳細に説明しているが、ここでも国家資格を取得すべき理由を簡単にまとめておく。
そもそも論の話をすると、資格というのは本来は専門技能を持っている証明である。
故に資格の評価については、当該専門技能をもって質の高い仕事をしてくれるであろうという期待のもとに評価されるというのが本来のあり方だ。
ただし、副次的な効果として、まるで学歴のように、努力ができることや能力が高いことの証明としても役に立つ。
そのため、2週間で取れるような国家資格であっても、就職活動・転職活動をすすめる上で1つも持っていないよりも持っている方が全然マシということだ。
資格の専門性・権威性
ただ、やはりあまりにも短期間で狙える資格であれば、ちょっと頑張れば誰でもできるが故に、専門性・権威性は弱くなる。
そこで、登場する議論が、資格難易度である。
当然のことであるが、難易度が高い資格の方が専門性・権威性が高いと評価される。有用性の高い資格の中で最も簡単な部類については、「たった2週間で国家資格保有者になる方法」で紹介した資格などであるが、逆に最高峰はどういうものかについて見てみよう。
三大国家資格とは
三大国家資格とは、一般的に「医師」・「弁護士」・「公認会計士」資格の事を指すと言われている。
但し、諸説あって「不動産鑑定士」や「弁理士」が含められていることもある。
この三大国家資格の「三大」とは一体何を指すのかというと、それは日本で最も難易度が高い3つの資格であるという意味なのである。
これらの資格はもちろん高度な能力を持っているものと認められる機会が多く、よっぽどでなければ食いっぱぐれない。
筆者も公認会計士資格を持っているが、いくらでも求人が来るし、給与も平均的な水準と比べると相当高い。最難関資格というのは、それくらい専門性・権威性が強いのだ。
なお、公認会計士資格に興味があれば、下記の記事を参照してほしい。
最難関資格を取ったら幸せというわけではない
だったら三大国家資格を取れば人生楽勝じゃないか!と思う人もいるかもしれないが、決してそういうわけではない。
これらの資格は「士業」資格と呼ばれ、業務との紐付きが強いので、基本的に多くの人はその資格を活かした仕事をすることになるが、医師も弁護士も公認会計士も本当に激務である。
人生の大半の時間を勉強と仕事に捧げてようやく高い水準の給与をもらえる。
最難関士業のセンセイも所詮は工数ビジネスで、めちゃくちゃ働くから給与が高いのだ。
最難関試験に合格した、という経験は誇らしいものとして残るかもしれないが、受験も実務も物凄く大変な思いをしなくてはならないので、よっぽど好きじゃなければ務まらないし、上り詰めることもできない。なったらなったで、非常に大変なのだ。
安易に最難関資格を目指すことは危険である。
1か月で資格を取ろう!
ここでは、就職活動・転職活動で少しでも採用される可能性を引き上げたいという前提で、権威性・専門性の認められる難関資格という観点で、一般的な人には手が届かないが、それほど時間をかけずに合格できるラインとして、1か月程度の勉強で合格を狙える資格に絞って紹介する。
期間は1か月、土日に5時間ずつ、平日に2時間ずつの勉強で計80時間くらいのイメージだ。
前提知識の有無や勉強に対する慣れにもよるが、一般的に50時間〜100時間くらいあれば合格可能な資格をセレクトしている。
2週間で取れる国家資格
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級
1か月間での取得難易度
ファイナンシャル・プランニング技能士は、ファイナンシャルプランナーとして顧客の性質に応じた個人金融(税金、年金、投資、保険、相続、不動産など)のコンサルティングスキルを証明する資格だ。
とりあえず国家資格を取得するという意味では非常にコスパが良く、自分の人生に今後絶対必要となる個人金融の知識を身につけることもできる。
学習経験が少ない人でも市販の参考書を使用して1か月で十分に独学で合格できる試験であるため、無理なく1か月で資格を取りたいという人にはピッタリだ。
なお、一定の要件を満たしていない場合は3級合格が2級受験の要件となるため、3級を持っていない場合は3級から目指そう。
格段に難易度が上がるものの1級についても一般人が働きながら十分合格できる難易度であるため、継続的に学習することもオススメだ。
応用情報技術者
1か月間での取得難易度
ITパスポートがIT利用者側の資格であるのに対して、応用情報技術者はエンジニア側の資格で、ワンランク上のITエンジニアであることを証明する国家資格である。
なお、この資格の下位資格に基本情報技術者があるが、応用情報技術者と難易度はそれほど変わらないと言われており、筆者はIT業界未経験であるが基本情報技術者試験をとばして応用情報技術者試験を受験して合格した。
こちらも市販のテキストを使用して1か月で十分合格を狙える資格である。
なお、下記の記事で詳しく解説しているので参照してほしい。
宅地建物取引士
1か月間での取得難易度
毎年21万人が受験する大人気資格で、全ての国家資格の受験者数で第3位の人気を誇る宅建。
以前は宅地建物取引主任者という名称であったが、最近は宅地建物取引士に改称し、「宅建士」と呼ぶ人もいる。
こちらも市販のテキストを使用して1か月で十分合格を狙える資格であり、筆者は18歳の頃に法律について無勉強の状態から約1か月で合格した。
なお、下記の記事で詳しく解説しているので参照してほしい。
国家資格レベルの民間資格
国家資格に匹敵する民間資格とは
国家資格でないとしても、受験者数が非常に多かったり、業界において国家資格かのような取り扱いをされていて権威性の高い資格もある。
国家資格と比較しても全く遜色のないような資格もあるので、それらもチェックしておこう。
こちらについても、1か月で合格可能な試験に絞って紹介する。
日商簿記検定2級
1か月間での取得難易度
あまりにも有名な試験である簿記検定。民間資格でありながら、一般的に
国家資格と同等の評価
を得ることができる。
簿記というとなんとなく地味でつまらなそうなイメージであるが、実際勉強をしてみるとイメージ通りなので、なかなかとっつきにくい。
ただ、とっつきにくいのは専門性が高いからであり、すべての会社で会計処理が必要となるため汎用性が高く、社会における簿記・会計の能力の評価は高い。
実は主催団体が複数あり、有名どころでも3団体もある。
- 日商簿記検定
- 全経簿記検定
- 全商簿記検定
この中で圧倒的な権威は日商簿記検定であり、簿記◯級を持っているといえば、誰しもが日商簿記を想像するものと考えて良い。
なお、全商簿記検定は「全国商業高等学校協会」の簿記検定であり、高校生向けの簿記である。全商簿記1級だったとしても、日商に換算すると3級と2級の間程度の難易度であるため、ほとんど効果はない。商業高校出身者で全商簿記しか持っていない場合は日商簿記を受け直したほうが良い。
2級までは市販テキストを使った自習で十分に対応することができ、2級であれば1か月もあれば十分に合格することができる。
まとめ
ちょっと不純な動機の切り口からの資格取得推奨記事だったが、筆者としてはたったこれだけのことで就職・転職活動が少しでも好転するのであれば、絶対に活用した方が良いと思っている。
もし保有資格欄が空欄で、時間・金銭に少し余裕があるようだったら、少しでも有利に就職・転職活動を進めるために、このあたりの資格を取ってみてはいかがだろうか。
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